霧の根室本線

 

炭鉱街の おもかげ薫る

石狩平野を ひとり旅立つ

芦別川に 流れる星に

あなたの横顔 思い浮かべる

 

愛しさ乗せて 今日も往く

霧の根室本線

 

 

あなたにそっと 口づけたのは

ラベンダー芽吹く 夕暮れの丘

大雪山の 山並み照らす

夕焼け見つめ ため息ひとつ

 

恋しさ乗せて 今日も往く

霧の根室本線

 

 

40系の ヘッドランプが

山間の夜霧を 裂いて走れば

あかりも見えぬ ガラスに映る

素顔にそっと 涙ひとすじ

 

切なさ乗せて 今日も往く

霧の根室本線

 

 

闇夜に響く 海鳴りの音

消せぬ思いに 唇かんだ

ひとり訪ねる 幣舞橋の

夜風に抱かれて あなたを待つの

 

哀しみ乗せて 今日も往く

霧の根室本線