霧の根室本線

炭鉱街の おもかげ薫る 石狩平野を ひとり旅立つ 芦別川に 流れる星に あなたの横顔 思い浮かべる 愛しさ乗せて 今日も往く 霧の根室本線 あなたにそっと 口づけたのは ラベンダー芽吹く 夕暮れの丘 大雪山の 山並み照らす 夕焼け見つめ ため息ひとつ 恋しさ…

銀河温食フライヤー

台詞 ) 夜空の星が輝く陰で グゥと小腹が鳴いている やもめ暮らしに泣く人の 笑顔もとめて店内調理 銀河温食フライヤー お呼びとあらば即参上 開くドア 響くチャイム 青いコンビニ 縞模様の制服 あの娘が営業スマイルで「いらっしゃいませ」 目指すはレジ横 …

薄野の夜は更けて

最終列車を見送って 歩き出す夜の街角 小雨に差し出す傘の向こうに 赤い黄色いネオンがにじむ ああ薄野の夜は更けて 愛しい人は戻らない 今夜も一人 一人きり 哀しい酒をあおるのね 都通を左手に 歩き出すビルの街角 真っ赤に色づくナナカマドの樹 ぽつりぽ…

世界でいちばん遠い夏

青い浴衣で打ち上げ花火を見上げながら 「きれいだね」とつぶやいた君の姿が 世界でいちばん遠く見えた 指でつくったフレームに 焼きつけようとしたけれど 夕暮れの街にとけていった 高速バスのターミナルで 束の間の別れを惜しんだ 寂しさを包んだ君の笑顔…

少年

おもちゃのカタナ 背中にしょって 麦わら Tシャツ 半ズボン 青い自転車 サンダル履きで 力いっぱい 走り出す 覚えているかい いつだって 短い夏の 思い出は ずっと心の 中にある カンカン照りの 都会の中で たった一人の 正義の味方 「守ってあげる」と 約束…

10連敗のうた(仮)

若手の先発 打たれて負けた 打線も もひとつ 打てずに負けた そんな試合もたまにはあるさ 明日は勝つぞと微笑んだ 次の日エースが 打たれて負けた 奮闘むなしく 打てずに負けた ああ悔しいな 2連敗 明日こそ勝つぞと意気込んだ リードで迎えた終盤戦 ところ…

季節の扉

優しく降り続いた雨は 君の足あとを消していった 雨上がりの空が高く見えるのは 君が少し大きくなったからかな あどけなさの残る横顔も 今では少し逞しく見えるから さあ 扉を開こう つぎの季節へと歩き出そう いつか夢見た 大人の君に近づけるように 流れ星…

10月4日の雨

「ずっと一緒にいようね」と 誓い合った君の姿は 言葉と裏腹に消えていった 優しさが君を傷つけたの? 今はもうわからないけれど… 10月4日の雨が僕を打つ 10月4日の雨が僕に降り注ぐ 「これからもよろしく」と くすぐったく笑い合った部屋に 二人の面影はもう…

髪を切った日には

前髪を切った日は 太陽が大きくみえて 青空が高くみえて 月がまんまるにみえた 後ろ髪を切った日は 夕焼けが真っ赤にみえて 雨粒がキラキラかがやいて 明け方の空がうすむらさき 髪を切った日の 心はいつも洗いたて

赤い河

遥か南の町を 渡る一筋の流れ 夕暮れを抱き 炎が煌く水面に 星色の影を落としながら 舟が下ってゆく やがて薄明 河は黄金の月を受け留める そのひと時を 永遠に感じながら

バブリー・ガール

テレビを消して 鏡の前に立つ 赤い口紅 お化粧をして さあ出かけましょ ショートヘアーに キャップをのせて ドアを開けたら 太陽にウインクする レンガ色の通りを抜けて 喧騒の中へ繰り出すの 楽しいこと ステキなこと いっぱいだわ 夢のような憧れの街 花束…

零(序)

このまま時が止まってほしいと、心から思った。 ――まって。 ――ごめんね ――どうして。 ――あなたのせいじゃない ――いやだ。 ――これでいいの ――だめだ。 ――さようなら ――いかないで。 ――いかないで……。 そして彼女は、僕の目の前から姿を消した。 その時から、…

HELLO

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