バブリー・ガール

 

テレビを消して 鏡の前に立つ

赤い口紅 お化粧をして さあ出かけましょ

ショートヘアーに キャップをのせて

ドアを開けたら 太陽にウインクする

 

レンガ色の通りを抜けて 喧騒の中へ繰り出すの

楽しいこと ステキなこと

いっぱいだわ 夢のような憧れの街

 

 

花束とプレゼントを抱えて

はずむココロ 火照るカラダ 風が撫でていく

コートを脱いで 気持ちをほどく

アパートの窓 星も見えないけれど

 

明日が来るのが待ち遠しいのに まだまだ眠れない

ワクワクすること ヒツジのかわりに数えるの

夢にみてた憧れの街

 

 

零(序)

 

このまま時が止まってほしいと、心から思った。

 

――まって。

――ごめんね

――どうして。

――あなたのせいじゃない

――いやだ。

――これでいいの

――だめだ。

――さようなら

――いかないで。

 

――いかないで……。

 

そして彼女は、僕の目の前から姿を消した。

 

その時から、僕の心は止まったままだ。